赤ちゃんと子どものための汗疹対策
こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。
今日は夏に多くのママたちが心配する「汗疹（あせも）」についてお話ししたいと思います。
汗疹とは？
汗疹は汗が皮膚の表面から十分に蒸発できず、汗腺が詰まってしまうことで起こる皮膚の炎症です。
特に赤ちゃんや子どもは汗腺が未発達なため、汗疹になりやすいです。症状としては、皮膚に小さな赤いぶつぶつができ、かゆみを伴うことが多いです。
汗疹の予防方法
・適切な衣服選び
通気性の良い綿素材の衣服を選びましょう。汗をかいたらすぐに着替えさせることも大切です。
・こまめなシャワー
夏場は特に汗をかきやすいので、こまめにシャワーを浴びて皮膚を清潔に保ちましょう。水だけでさっと流すだけでも効果があります。
・涼しい環境を保つ
室内の温度を適度に保ち、扇風機やエアコンを使って涼しい環境を作りましょう。過度な冷房は避け、適度な温度を心がけてください。
・保湿・ベビーパウダーの活用
お風呂あがりには夏でも保湿が大切です。ローションタイプの保湿剤を使用するのもお勧めです。
その後、 ベビーパウダーを使用して皮膚の表面をサラッとさせることも効果的です。ただし、パウダーが過剰に溜まると逆効果になるので、適量を使うようにしましょう。
汗疹ができてしまったら
・保湿
汗疹ができた部分には、低刺激の保湿クリームを塗りましょう。肌のバリア機能を保つことで、症状の悪化を防ぎます。
・かゆみ止めクリーム
かゆみや赤み、プツプツが強い場合は、小児科で処方される軟膏を使いましょう。
・清潔を保つ
こまめにシャワーを浴び、患部を清潔に保つことが大切です。石鹸は低刺激のものを選びましょう。
夏は楽しい季節ですが汗疹があるとお子さんもママも辛い思いをすることが多いです。適切な対策を取って快適に過ごせるようにしましょう。何か気になることがあれば、いつでもクリニックにご相談くださいね。
皆さんの子育てが少しでも楽になるようにこれからも役立つ情報をお届けしていきます！