子どもの片頭痛の原因と対策
こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。
今日は、お子さんの健康に関するテーマとして「片頭痛」についてです。
片頭痛は大人だけのものと思われがちですが、実は子どもにも起こることがあります。片頭痛の症状や原因、対策についてお伝えしますね。
片頭痛とは？
片頭痛は頭の片側または両側に起こる強い痛みです。お子さんの場合、時には吐き気や嘔吐、光や音に対して敏感になることもあります。
もしお子さんが「頭が痛い」と訴えたらその痛みが片頭痛かもしれません。
子どもの片頭痛の原因
・遺伝的なもの
家族に片頭痛を持っている人がいるとお子さんも片頭痛になりやすいと言われています。
・環境の影響
ストレスや疲れ、不規則な生活習慣、特定の食べ物などが片頭痛の引き金になることがあります。
・ホルモンの変化
特に思春期に入るとホルモンバランスの変化が片頭痛を引き起こすことがあります。
片頭痛の症状
・頭の片側または両側がズキズキと痛む
・吐き気や嘔吐
・光や音に敏感になる
・目の前にキラキラした光が見えることがある（前兆）
・だるさや集中力の低下
片頭痛のを予防するために
・規則正しい生活を心がける
十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけましょう。規則正しい生活リズムが大切です。
・ストレスを減らす
お子さんのストレスを減らすためにリラックスできる時間を作りましょう。楽しい遊びや適度な運動も効果的です。
・片頭痛の原因を避ける
特定の食べ物や環境が片頭痛の原因になることがあります。それを見つけて避けるようにしましょう。例えば、チョコレートやチーズなどがトリガーになることがあります。
・お薬の活用
片頭痛が頻繁に起こる場合は医師と相談して適切なお薬を使いましょう。痛みが出たときにすぐ飲むお薬や予防のためのお薬があります。
・適度な運動をする
定期的な運動はストレスを減らし、片頭痛の予防にも役立ちます。『早寝早起きラジオ体操朝ご飯』を推奨します！
片頭痛がおきたらどうしたらいい？
お子さんが片頭痛の症状を訴えたらまずは静かな場所で休ませてあげてください。
内服薬を処方されている場合は痛みが強くなりすぎる前に早めに内服するのがお勧めです。
それでも症状が改善しない場合や、頻繁に片頭痛が起こる場合は小児科で診察を受けましょう。
片頭痛はお子さんにとっても辛いものです。適切な対策を取ることでお子さんが快適に過ごせるようにサポートしてあげましょう。何か気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
皆さんの子育てが少しでも楽になるようにこれからも役立つ情報をお届けしていきます！