子どもの体温管理について

こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。

今日は、子どもの体温管理についてお話しします。子どもの体温は大人よりも変動しやすく、適切な管理が必要です。

子どもの正常な体温

子どもの体温は個人差がありますが通常は36.5℃〜37.5℃の範囲内です。朝と夕方で体温が異なることがあり、夕方に少し高めになるのが一般的です。

体温の測り方

脇の下で測る
体温計を脇の下にしっかり挟み、動かないようにして測ります。測定中は静かにしてもらいましょう。

耳で測る
耳専用の体温計を使って測ります。正確な測定のために、耳の奥までしっかりと挿入しましょう。

おでこで測る
非接触型の体温計を使っておでこで測る方法もあります。短時間で測定できるため、特に小さな子どもに便利です。

発熱時の対処法

・水分補給
発熱時には水分を多めに摂るようにしましょう。脱水を防ぐために、少しずつ頻繁に水分を与えます。

・涼しい環境を整える
部屋を涼しく保ち、衣服を軽くしてあげましょう。ただし、冷たい風が直接お子さんの体に当たらないようにしましょう。

・解熱剤の使用
医師の指示に従って適切な解熱剤を使用します。自己判断で薬を与えるのは避けましょう。

・冷やす
脇の下や首の後ろを冷たいタオルで冷やしてあげると熱が下がりやすくなります。

体温管理のポイント

定期的な体温チェック
毎日の体温チェックを習慣化しましょう。体温の変動を把握することで異常があった場合に早期に対応できます。

健康な生活習慣
規則正しい生活リズムやバランスの良い食事、適度な運動を心がけることで、免疫力を高め、発熱を予防します。

医師の指導
発熱が続く場合や症状が重い場合は、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。適切な診断と治療が重要です。夜間に突然発熱することがよくありますが、あわせずお子さんを観察してよく寝られているようなら次の日に受診下さい。

子どもの健康を守るためには日々の体温管理が欠かせません。発熱時には適切な対処法を実践し子どもが快適に過ごせるようサポートしてあげましょう。
何か気になることがあれば、いつでも有明こどもクリニックにご相談くださいね。

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