とげが刺さった時の対処法

こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。

今日は子どもがとげを刺してしまった時の対処法についてお話しします。遊びや外での活動中にとげが刺さることはよくあることですが、正しい対処法を知っておくことで安心して対応できますよ。

とげが刺さった時の基本的な対処法

落ち着いて観察する:まずは落ち着いて刺さったとげの大きさや深さを確認しましょう。目立たない場合でも、痛がる場所をよく見てください。

手を洗う:手を清潔にしてから対処を始めます。細菌が入らないように、石鹸と水でしっかりと手を洗いましょう。

消毒する:刺さった部分を消毒します。消毒液やアルコール綿を使って、とげの周りを優しく拭いてください。

とげの取り方

ピンセットを使う:とげが見えている場合は、清潔なピンセットを使って慎重に取り除きます。ピンセットの先をとげにしっかりと引っ掛け、真っ直ぐに引き抜いてください。

針を使う:とげが深く刺さっている場合は、消毒した針を使って皮膚を少しだけ切り、とげを取りやすくします。針の先で優しく皮膚を開き、ピンセットで取り除きましょう。

見えない場合は無理をしない:とげが見えず、深く刺さっている場合は無理に取ろうとせず、医師に相談してください。無理に取り除こうとすると、さらに奥に入ってしまうことがあります。

取り除いた後のケア

再度消毒:棘を取り除いた後は、再度傷口を消毒します。消毒液やアルコール綿を使って清潔に保ちましょう。

絆創膏を貼る:小さな傷であれば絆創膏を貼って保護します。大きな傷や出血がある場合は、ガーゼを使ってしっかりと覆いましょう。

経過を見守る:傷口の様子を見守り、赤く腫れたり、膿が出たりする場合は、感染のサインかもしれません。すぐに医師に相談しましょう

予防と注意点

遊ぶ場所の確認:子どもが遊ぶ場所にとげや尖った物がないか確認しましょう。特に庭や公園など自然の多い場所では注意が必要です。

靴や服の着用:屋外で遊ぶ時は、靴や長袖の服を着せて、とげが刺さるリスクを減らしましょう。

話し合いをする:子どもにとげの危険性を教え、見つけた場合は触らないように伝えましょう。自分で取ろうとせず、大人に知らせるように教えておくことも大切です。

とげが刺さった時の対処法を知っておくことで、いざという時に冷静に対応できます。子どもたちが安心して遊べるように、ぜひ参考にしてくださいね。
何か心配なことがあれば、いつでもクリニックにご相談ください。次回も役立つ情報をお届けしますのでお楽しみに!

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