水遊び中の熱中症に気をつけて!
こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。
夏になると、子供たちは水遊びが大好きですよね。プールやビーチ、家庭用プールでも楽しそうに遊ぶ姿を見ると、私たちも嬉しくなります。
でも、楽しい水遊びには注意が必要です。特に熱中症には十分気をつけてあげましょう。水の中でも熱中症になることがあるんです。
なぜ水遊び中でも熱中症になるの?
水遊び中は涼しいと感じるかもしれませんが、実は水に入っていることで体温調節が難しくなることがあります。さらに、夢中になって遊んでいると、水分補給を忘れてしまうこともあります。これが熱中症の原因となることがあります。
熱中症のサインに気づこう
子供たちが熱中症になりかけているかどうか、以下のサインに気をつけましょう。
・顔色が赤くなる
・元気がなくなる、ぐったりする
・汗をかいていないのに体が熱い
・頭痛やめまいを訴える
・吐き気や嘔吐
これらの症状が見られたら、すぐに涼しい場所に移動させ水分を補給しましょう。
水遊び中の熱中症予防のポイント
・こまめな水分補給:水遊びの合間に定期的に水分を摂らせましょう。具体的には、30分ごとにコップ1杯の水を飲ませることを目安にします。子供は自分から水分を摂るのを忘れがちなので、声をかけることが大切です。
・直射日光を避ける:直射日光が当たる場所での遊びは避け、日陰で休憩をとるようにしましょう。特に、午前10時から午後3時の間は日差しが強いため、この時間帯を避けて遊ばせると安心です。帽子をかぶらせるのも良いですね。
・適度な休憩:楽しく遊んでいると、つい長時間になってしまいますが、1時間ごとに10〜15分の休憩を取らせましょう。特に暑い日は短い時間で区切って遊ぶことをおすすめします。
・冷たいおやつや飲み物:冷たいおやつや飲み物を用意しておくと、体温を下げるのに役立ちます。アイスや冷たいフルーツなど、子供も喜びますよ。また、スポーツドリンクなどで電解質を補給するのも効果的です。
夏の水遊びは楽しいですが、熱中症には十分注意が必要です。私たち親が気をつけてあげることで、子供たちが安全に楽しく遊べる環境を作りましょう。
次回も役立つ情報をお届けしますのでお楽しみに!