季節外れのインフルエンザは通常のインフルエンザと同じウイルスによる感染症ですが、普段流行らない季節に発生することが特徴的です。

症状

季節外れのインフルエンザの症状は、通常のインフルエンザととても似ています。感染後、潜伏期間を経て、以下のような症状が現れることがあります。

  1. 寒気や体のだるさ、全身の倦怠感が感じられることがあります。また、全身の関節痛も出現することもあります。
  2. 痰が絡まない乾いた咳やのどの痛みが起こることがあります。
  3. 鼻づまりや鼻水が現れることがあります。
  4. 風邪症状とは別に頭痛が起こることがあります。
  5. 下痢や腹痛: 一部の患者には下痢や腹痛が起こることもあります。

治療

赤ちゃんがインフルエンザに罹患したときに何より大切なのは安静です。
冷えないようにして暖かくして寝かせてあげてください。ただ、インフルエンザには危険な症状があるため、異常があればすぐに対応できるよう、目の届くところで寝かせてください。

また、高熱が続くことで汗をかいて体の水分が不足しやすくなります。脱水にならないように水分は意識して摂らせるようにしてください。
一度にたくさん飲ませると吐いてしまうことがあるので、スポーツドリンクや経口補水液など吸収がよいものを少しずつ飲ませるようにしましょう。いつでも飲めるようにペットボトルにストローを挿して枕元に置いておくと便利です。

食事を無理に食べさせる必要はありません。胃腸の調子が悪くなっていることがあるので、食べると吐いたり下痢をしたりしてしまうことがあります。子どもが食べたがったらゼリーや柔らかく煮たうどん、おかゆ、アイスクリームなど胃腸の負担になりにくいものを少量ずつ様子を見ながら食べさせてください。

予防対策

季節外れのインフルエンザの予防対策は、通常のインフルエンザと同様の方法が有効です。
赤ちゃんは普段接するご家族から感染することが多いため、周りの皆さんが手洗いやうがいなどをしっかり行いましょう。

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