2025.01.13 「相手の気持ちを尊重」

こんにちは!今日は『7つの習慣』の第4の習慣、「Win-Winを考える」をテーマに、小児科での実践についてお話しします。

私たちの仕事は、子どもたちとご家族、そして医療チーム全員が安心できる医療環境をつくることです。その中で、Win-Winの姿勢はとても重要です。Win-Winとは、相手の成功や満足が自分の利益と矛盾しないように考えることを指します。言い換えれば、どちらか一方が我慢するのではなく、全員が納得できる解決策を見つけることです。

例えば、診療現場では、親御さんの心配や希望を丁寧に聴きつつ、医師としての知識や経験をもとに最善の治療方針を提案します。この時、相手の気持ちを尊重しつつ、私たちの意見も明確に伝えることが大切です。一方的に「こうすべき」と押し付けたり、逆に「何でも親御さんの希望通り」にするのでは、最良の結果は得られません。

日々の診療でWin-Winの考え方を実践するには、まず「相手を理解すること」が第一歩です。その上で、誠実な対話を重ね、お互いが満足できる選択肢を模索していきます。この積み重ねが、信頼関係を築き、より良い医療につながると信じています。

小児科というチーム医療の現場では、子どもたちの健康を守るために多くの立場の人が関わります。だからこそ、Win-Winの考え方を軸にしながら、全員が力を合わせることが大切だと感じます。

「Win-Winを考える」姿勢を心に留めながら、これからも子どもたちとご家族に寄り添う医療を目指していきたいと思います!

PAGE TOP