2025.07.15 「本当に大切なのは、まず相手の話に耳を傾ける」

小児科の現場では、保護者の方が不安や心配を抱えて来院されることが多いです。
「熱が下がらない」「この症状は大丈夫なのか」「これからどうすればいいのか」――言葉には表れない、たくさんの想いを抱えていらっしゃいます。

そんなとき、私たちはつい「説明しなければ」「納得してもらわなければ」と、自分の伝えたいことを優先しがちです。
けれど、本当に大切なのは、まず相手の話に耳を傾けること。
「この先生は話を聞いてくれている」という安心感は、診療内容以上に信頼を築く大きな要素です。

一方的に伝えるのではなく、「何が心配ですか?」「どんなことが一番気になっていますか?」と問いかけながら聴く姿勢を持つことで、保護者の方も本音を話しやすくなります。
そして初めて、こちらの説明や提案がしっかり届くようになります。

「まず理解に徹する」という習慣は、忙しい毎日ではつい忘れてしまいがちですが、実は最も大切な土台です。
これからも一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、安心してもらえる場づくりを続けていきたいと思います。

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