虫除けについて

こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。

最近、蚊が増えてきて、虫刺されでお子さんが手や足を赤く腫らしてしまうケースが増えています。今日はママとして、そして小児科専門医として、効果的な虫除け対策や刺された時のケアについてお話ししたいと思います。

効果的な虫除け

1.虫除けスプレーやクリームの使用
市販の虫除けスプレーやクリームは効果的です。お子さんに使う際は、年齢に適したものを選び、使用方法をしっかりと守りましょう。DEET(ディート)やイカリジン(ピカリジン)を含む製品が一般的ですが、敏感肌のお子さんにはナチュラル成分を使ったものもおすすめです。

2.衣類での防御
長袖や長ズボン、帽子などを着用して肌の露出を少なくすることが大切です。特に草むらや公園で遊ぶときには効果的です。また、薄手の素材で涼しく過ごせるように工夫しましょう。

3.蚊取りグッズの活用
室内ではお部屋用の虫除けスプレーや虫が嫌うアロマを使用すると良いでしょう。網戸の点検や修理も忘れずに行い、蚊が室内に入らないようにしましょう。蚊取り線香を使用する場合はお子さんが触って火傷や口に入れないようにくれぐれも気をつけてください!

4.自然の虫除け
レモングラスやユーカリ、ラベンダーなどのアロマオイルは自然の虫除け効果があります。ディフューザーで部屋に拡散させたり、外出前に少量を肌に塗ると効果的です。

虫に刺された時のケア

適切なケアを行くことで症状を和らげることができます。

1.洗う
刺された部分を石鹸と水で優しく洗い、清潔に保ちましょう。これにより感染を防ぐことができます。

2.冷やす
刺された部分を冷やすことで、腫れやかゆみを軽減できます。氷や保冷剤をタオルで包んで患部に当てると良いでしょう。

3.かゆみ止めの使用
市販のかゆみ止めクリームやジェルを使用することで、かゆみを和らげることができます。お子さんがかきむしらないように注意し、必要に応じて医師に相談してください。

4.抗ヒスタミン剤の利用
かゆみや腫れがひどい場合は、抗ヒスタミン剤を使用することも効果的です。ただし、使用する前には必ず医師に相談してください。

予防とケアのまとめ

・適切な虫除け対策を行い、蚊から身を守る。
・刺されてしまった場合は、迅速かつ適切にケアを行う。
・かゆみや腫れがひどい場合は、医師に相談する。

お子さんが安心して夏を楽しめるよう、しっかりとサポートしていきましょう。何か心配なことがあればいつでもクリニックにご相談ください。

お読みいただきありがとうございました。次回のブログもどうぞお楽しみに!

PAGE TOP