正しい日焼け止めの使い方

こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。

今日は、これからの季節に欠かせない「日焼け止めの使い方」についてお伝えしたいと思います。お子さんのデリケートな肌を紫外線から守るために、正しい日焼け止めの使い方をしっかりと学びましょう。

日焼け止めの選び方

・子どもに適した製品を選ぶ
子どもの肌は大人よりもデリケートなので、子ども専用の日焼け止めを選びましょう。商品によっては使用できる月齢が明記されているものがあり、安心です。肌に優しい成分が含まれ、アレルギーテスト済みの製品が良いでしょう。(新生児から使用できるものもあります)

・SPFとPAを確認
日焼け止めの効果を示すSPFとPAも重要です。SPF30〜50程度のものが普段使いには適しています。PA+++以上のものを選ぶと、紫外線A波(UVA)からもしっかり守れます。

日焼け止めの塗り方

・適量を使う
日焼け止めは、たっぷりと使うことが大切です。目安としては、顔にはティースプーン1杯程度が必要です。

・こまめに塗り直す
日焼け止めは時間が経つと効果が薄れるため、2〜3時間ごとに塗り直すことが必要です。特に汗をかいたり、水遊びをした後は、必ず塗り直しましょう。

・しっかりと塗る
日焼け止めを肌にしっかりと塗り、ムラができないようにしましょう。特に、耳の後ろや首の後ろ、手の甲など、忘れがちな部分もしっかりとカバーします。

◆日焼け止めの使用時の注意点

・外出30分前に塗る
日焼け止めは、肌に浸透して効果を発揮するまでに時間がかかるため、外出する30分前に塗るのがベストです。

・アレルギーテストをする
初めて使う日焼け止めは、使用前に必ずパッチテストを行いましょう。少量を腕の内側に塗り、24時間後に赤みやかゆみが出ないか確認します。

・帰宅後はしっかり落とす
帰宅後は、日焼け止めをしっかりと落とすことも重要です。石鹸やボディソープを使って、肌に負担をかけずに洗い流しましょう。

その他の紫外線対策

・帽子やサングラスの利用
日焼け止めと併せて、つばの広い帽子やサングラスを利用することで、さらに効果的に紫外線を防ぐことができます。

・服装の工夫
通気性の良い長袖シャツや長ズボンを着せることで、紫外線から肌を守ることができます。UVカット素材の衣類もおすすめです。

・日影の活用
外で遊ぶときは、できるだけ日陰を利用するようにしましょう。公園の木陰やテントの下など、涼しい場所で過ごす時間を増やすと良いですね。

お子さんの健康な肌を守るために、正しい日焼け止めの使い方を実践しましょう。紫外線対策をしっかりと行うことで、楽しい夏を安全に過ごすことができます。何か心配なことがあればいつでもクリニックにご相談ください。

次回のブログもお楽しみに。お読みいただきありがとうございました!

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