待ちに待ったプールの季節!で気をつけたいこと
こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。
今日は子どもたちが楽しみにしているプールについて、小児科医の視点からお話伝えします。
暑い季節になるとプールは子どもたちにとってオアシスですが、安全に楽しく過ごすためにはいくつか気をつけるポイントがあります。
◆プールの前に準備すること
・健康チェック
プール教室に参加する前に、お子さんの体調をチェックしましょう。発熱や咳、鼻水、下痢などの症状がある場合は無理をせずにお休みすることが大切です。
アトピー性皮膚炎を持つお子さんは、プールの水が刺激となる場合がありますので、事前にかかりつけの医師に相談しておくと安心です。湿疹があったり掻き壊しがあったりするとプールでしみたりするので、事前に薬を塗ってきれいにしておきたいですね。
・水着と持ち物の準備
サイズの合った水着を準備しましょう。小さすぎると動きにくく、大きすぎると水中で脱げてしまうことがあります。
ゴーグルは目の保護になりますのでおすすめです。
◆プール中の注意点
・ウォーミングアップ
プールに入る前に軽いストレッチやウォーミングアップを行いましょう。体を温めてから入ることで、筋肉のけいれんやケガを防ぐことができます。
・水分補給
プールに入ると、思った以上に体が水分を失います。お子さんが定期的に水分を摂れるようお声掛けください。
・安全確認
監視員や先生の指示をしっかり聞くようにご家庭でもお声掛けください。
◆プール後のケア
・シャワーを浴びる
プールの後は必ずシャワーを浴びて塩素をしっかり洗い流しましょう。特に肌が敏感なお子さんはシャワーの後に保湿クリームを塗ると良いです。
・体をしっかり乾かす
髪の毛や体をしっかり乾かすことで、風邪を引くのを防ぎます。耳の中もしっかり拭きましょう。
・体調確認
プールの後は疲れが出やすいので、ゆっくり休ませてあげてください。夜は早めに寝かせて、十分な休養を取らせましょう。
プール教室は子どもたちにとって体力作りや水に親しむ良い機会です。
安全と健康を第一に考え、しっかりとした準備とケアを行うことが大切です。
お子さんが楽しく安全にプールを楽しめるといいですね!何かあればいつでもご相談ください。