クーラー使用時の注意点

こんにちは、有明こどもクリニック豊洲院院長の「のりちゃん先生」こと、村上典子です。

暑い夏が続くとクーラーは欠かせない存在ですよね。我が家でも快適に過ごせるようにクーラーを活用しています。

でも使い方を間違えると体調を崩してしまうことも。今日は、ママ小児科医の視点から、クーラーを利用する際の注意点をお話しします。

◆クーラーの適切な設定温度

・快適な温度設定
我が家ではクーラーの設定温度を26〜28度にしています。これくらいの温度だと子どもたちも快適に過ごせますし、外との温度差が大きくなりすぎないので体調を崩しにくいです。

・風の向き
直接子どもたちに風が当たらないように風向きを調整しています。特に寝ている時に直接風が当たると冷えすぎてしまうので注意しています。

◆クーラー使用中の注意点

・適切な湿度設定
クーラーを使うと空気が乾燥しやすいので湿度計をチェックして、50〜60%を目安にしています。乾燥しすぎると喉や肌にも良くないですからね。

・水分補給
クーラーの効いた部屋にいると汗をかきにくくなって水分補給を忘れがち。子どもたちにはこまめにお水や麦茶を飲ませるようにしています。

◆クーラー使用中のケア

・体の冷えに注意
体が冷えすぎることがあるので寝る時は薄手の掛け布団やブランケットをかけています。特に足元を冷やさないように気をつけましょう。

・フィルターの掃除
定期的にフィルターを掃除しています。フィルターが汚れていると空気が汚れてしまうので、月に一度は掃除するようにしています。

◆子どもがいる家庭での工夫

・適度な遊び
クーラーの効いた部屋に長時間いると体が冷えすぎてしまうことがあります。
朝や夕方の比較的涼しい時間帯に、子どもたちと一緒に散歩や公園で遊ぶ時間を作るようにしています。リフレッシュになり、汗をかくなどの身体の体温調節も鍛えられます。

・服装の調整
室内の温度に合わせて、適切な服装をさせています。薄手の長袖や長ズボンを着せることで、冷えすぎを防いでいます。

使い方に気をつけることで子どもたちが快適に過ごせます。適切な温度設定や湿度管理を心がけて、子どもたちが元気に夏を過ごせるように工夫していきましょう。

お母さんたちも無理せず、上手にクーラーを使いながら家族みんなで楽しい夏を過ごしてくださいね。何か心配なことがあればいつでもクリニックにご相談ください。

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