乳幼児ワクチン当院ではこのようなスケジュールで接種を実施しています。
自費ワクチン
B型肝炎ウイルス 6000円/回 (接種回数3回)

現在日本では約130~150万人(およそ100人に1人)が感染していると推定されています。
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが含まれる血液だけではなく、汗や涙、唾液や尿などを介して感染します。国内では、輸血や針刺し事故等による血液感染は減少傾向ですが、性感染症による感染は増加傾向にあります。また保育園での集団感染やコンタクトスポーツによる感染、父親など身近な人からの感染も度々報告されています。
B型肝炎に感染すると、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続く(キャリア化)場合があります。キャリアになると急性肝炎から劇症肝炎、慢性肝炎から肝硬変、さらには肝癌など、命に関わる病気を引き起こすこともあります。
水平感染の増加により、日本でも2016年10月よりB型肝炎ワクチンが定期接種となりました。まだ接種がお済みでないお子様は、なるべく早めの接種を推奨いたします。
接種スケジュールは以下の通りです。
おたふくワクチン (2014年10月1日から定期接種導入)6000円/回 (接種回数 計2回)

ムンプスウイルスによって耳下腺が腫れる病気です。
髄膜炎、脳炎、膵炎、難聴などの合併症を起こすことがあり早めの予防が大切です。
男の子は大人になっておたふくかぜを罹患すると不妊の原因となります。
現在、1歳と年長さん(小学校入学前まで)で定期接種となっております。(自費にて)
大人の方や1回接種だったころの方は、2回接種終了が推奨されています。
今一度、母子手帳の確認をお願いいたします。
大人になって接種を希望される方は、1回目から2回目の接種期間は4週間期間を開けての接種となります。
これから妊娠を希望される方や身の回りに妊婦さんがいるご家庭の方も接種をご検討ください。
3混+ポリオ(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)11000円
5~6歳の就学前ごろには、乳幼児期にうけた抗体が低下する時期で罹患率が増加することが問題となっています。
2018年8月より日本小児科学会も推奨を始めました。接種するワクチンの内容は、4種混合と同じですが、5回目の4種混合接種は国内では認められていないため、3混+ポリオという形での接種となります。
当院では、11000円にて接種いただけます。百日咳は7歳で罹患率のピークを迎えるため、就学前までの接種がおすすめです。
ジフテリア | ジフテリア菌によって発生する病気です。かつては亡くなる患者もいましたが、近年は稀になりました。 主に気道の分泌物によって感染し、喉などで菌が毒素を出すことで、眼球や横隔膜などの麻痺、心不全などを来たし、重篤になる場合や亡くなる場合があります。 |
---|---|
百日せき | 百日咳菌によって発生する病気です。激しい咳をともない、1歳(特に生後6ヵ月)以下の乳児は命に関わるため注意が必要です。 主に気道の分泌物によって感染し、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が命に関わる場合があります。 |
破傷風 | 破傷風菌によって発生する病気です。 主に傷口に菌が入り込んで感染し、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。 |
ポリオ (急性灰白髄炎) | ポリオウイルスが口に入り、腸で増えることによって感染します。感染した人の便のなかのウィルスを介して感染が広がります。 成人も感染しますが、乳幼児が感染することが多い病気です。 感染しても、多くの場合、病気としての明らかな症状はあらわれないまま免疫ができますが、ウイルスが腸から脊髄の一部に入り込むと、手足に麻痺が起こり、一生残ってしまうことがあります。 |
当院で風しん抗体検査の採血を実施しています。
江東区お住いの方は、風しん抗体検査・MRワクチンの接種を助成で受けることができます。
抗体検査実施済みの方は検査結果をお持ちください。
平成26年4月1日以降の検査結果があればMRワクチンの接種が可能です。
抗体検査希望の方は、採血実施⇒1週間後結果説明となり、抗体が足りていない場合は、その場でMRワクチンを接種できます。
接種後2か月は避妊が必要となります。計画的なスケジュール設定をお願いいたします。
江東区の助成での接種は無料です。自費での接種の場合は10,000円となります。